看護実習はつらかった?
つらかったですね。
つらかったですね、やっぱり、最初のほうは、動き方とか、何をしたらいいのか分からなくて・・・。
基礎(実習)と基礎Ⅱ(実習)ではぜんぜん違う?
動き方というのは、Ⅱのほうが多少は慣れていたので、ぜんぜん違いましたが・・・。
動き方と言うのは、一日の行動を意味しているのか、その前の準備のことをいっている?
まあ、準備は、どちらにしても調べるので必要なんですけど、実習が変わるごとに病院がかわり、最初は看護のことも知らず、全てが初めてなので、要領を覚えるまでとか、環境に慣れるまでがきびしかったかなっと思います。
実習でつらかったことは?
指導者におこられる、叱られる。怒られるということ自体はいいことなんですが・・・。
叱られる原因は何だと思う?
知識不足ですね。やっぱり1年生の時から、ちゃんと理解しながら勉強する、それが一番だと思う。急性期とかは看護師さんが忙しいので、報告のタイミングが難しかったですね。苦労しました。いうタイミングが分からず、そのため受け持ち患者さんを待たしてしまったこともありました。
そんな実習のタイミングをこうやれば、解決できるという後輩へのアドバイスって何かある?例えば、こういう能力を持っていると、うまくいくよとか。
指導者さんの行動をよく見る、それから報告の仕方ですね。要点をつかんだ報告の仕方がいいと思います。それから、記録の書き方が膨大ということです。
それは学習能力の違いからくる?
そうですね。実習を重ねていくうちに要領もよくなり書き方も分かるようになって書くスピードも早くなったんですが、最初は嫌でしたね。
僕は、報告と記録が嫌でした。指導者さんへの報告するタイミングがよく分からなかった。看護師の動きとか忙しさ、自分たちが収集している情報の緊急性とかを考えながら、記録を報告するタイミングが、しばらくは分からなかった、忙しさに比例するので忙しいときに報告するのは叱られる、判断するタイミングがよく分からなくて大変だった。
実習で辛かったことはない?
睡眠時間がない。勉強することは苦じゃないんですが、睡眠時間ですね。病棟の看護師さん全員に気を遣う、例を上げるならば何時のタイミングで声をかければいいのか、カルテを借りてもいいのか・・・。こういう検査が見たいのであれば見せてくださいとお願いするときとか、ものがある場所がわからないとか、絶対聴かなければいけないことなんですが、忙しくて病棟に聞けそうな人がいない。これがつらかったですね。
指導者さんの指導と記録、どっちが大変だった?
記録ですね。看護過程が2年生の時に始まり、深夜2、3時まで記録を書き、また一日、4時半までやって、また深夜2、3、4時まで続き、まったく眠れないときもありました。睡眠時間が削られる。生理的欲求なので耐えられない。それが2週間、3週間続くので、本当にしんどかった。
最初はしんどかったです。看護過程が始まると、最初は寝るのが2、3時でした。ただ、慣れると
12時頃には眠ることができるようになり、書き方や事前学習の仕方もわかってきたので、少しは寝られるようになった。やはり、知識を付けてきたことですね・・・。
知識がついてくると変わってくる?
指導者さんへの印象も変わってくると思うので。ここでいい評価もされたりとか・・・。
学力の高い人が作る記録は通過しやすいと思う?
そうですね、細かいところまで書かれてあったり・・・。
習った勉強で、やっておかないといけない科目、ベスト3は?
解剖、生理学ですかね。それから・・・。
僕は解剖と病態、技術。
技術は実習で身に付けるものだと思っているので。まあまあ、できていたかなと思います。
解剖、生理、成人ですね。老年は受け持ち患者さんが老年だったので、老年はおのずと分かっていて、実習前に勉強しているとなんとかいけたんです。が、成人の疾患はそうはいかない。解剖生理が分かっていないとてんてこ舞いですね。あとは、薬理ですね。