午前問題61 成人保健の動向で誤っているのはどれか。
1.男性の悪性腫瘍による死亡率の第一位は平成5年から肺がんである。
2.子宮がんの死亡率は年々減少している。
3.脳血管疾患の受療率は年々増加している。
4.精神障害の受療率は30歳前後が最も高い。
午前問題62 終末期の疼痛対策で適切でないのはどれか。
1.非麻薬系薬から使用を開始する。
2.薬の副作用には積極的に対応する。
3.麻薬と鎮静催眠薬との併用は有効である。
4.麻薬の使用は極力避ける。
午前問題63 更年期の特徴で適切なのはどれか。
a.月経周期に変化が起こる。
b.自律神経失調症になりやすい。
c.エストロゲン値が上昇する。
d.高音域の聴力が低下する。
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題64 脳梗塞の疑いで緊急入院した意識障害のある患者の看護で重要なのはどれか。
a.血管確保
b.栄養管理
c.四肢の運動
d.気道の確保
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題65 急性期全身性エリテマトーデス患者の看護で適切なのはどれか。
1.蛋白質を多量に摂取するように勧める。
2.妊娠した場合、流早産しやすいことを説明する。
3.冬季には日光浴を勧める。
4.体調に合わせて服薬量を調節するよう説明する。
午前問題66 慢性閉塞性肺疾患患者の酸素療法時の看護で適切なのはどれか。
1.口呼吸ではフェイスマスクは効果がない。
2.食事中は鼻カニューレをはずす。
3.CO2ナルコーシスに注意する。
4.動脈血ガス分析で評価する。
午前問題67 筋萎縮性側索硬化症患者の看護で適切なのはどれか。
a.予後についての会話は控える。
b.早期から経管栄養を行う。
c.早期から呼吸訓練を行う。
d.まばたきによる意思疎通の方法を指導する。
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題68 片麻痺患者の援助方法として適切なのはどれか。
1.着衣は健側から行う。
2.スプーンは口の健側から入れる。
3.健側をしたにした側臥位を避ける。
4.車椅子を患側に置いて移乗する。
午前問題69 潰瘍性大腸炎患者の看護で適切なのはどれか。
1.急性期には乳製品を勧める。
2.便の性状が改善したら高脂肪食を勧める。
3.再燃の可能性が少ないことを説明する。
4.医療費補助の申請について説明する。
午前問題70 尿管結石症患者の看護で適切なのはどれか。
1.肉眼的血尿を認めても軽度の運動を勧める。
2.疼痛がないときは自然排石の確認はしなくてもよい。
3.1日2~3Lの水分を摂取するよう指導する。
4.外科的手術が必要となることが多いことを説明する。
午前問題71 貧血の治療で誤っている組合せはどれか。
1.悪性貧血 ――― 骨髄移植
2.再生不良性貧血 ――― 免疫抑制薬
3.腎性貧血 ――― エリスロポエチン
4.自己免疫性溶血性貧血 ――― 脾臓摘出術
午前問題72 播種性血管内凝固症候群(DIC)について正しいのはどれか。
a.血小板の産生が低下する。
b.血中のFDP(フィブリン分解産物)が増加する。
c.急性前骨髄球性白血病に合併しやすい。
d.新鮮凍結血漿は治療に用いない。
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題73 誤っている組合せはどれか。
1.筋萎縮性側索硬化症 ――― 猿 手
2.重症筋無力症 ――― 複 視
3.脊髄性失調症 ――― 千鳥足歩行
4.クモ膜下出血 ――― ケルニッヒ徴候
午前問題74 誤っている組合せはどれか。
1.甲状腺機能低下症 ――― 皮膚乾燥
2.副甲状腺機能低下症 ――― テタニー
3.アジソン病 ――― 皮膚の色素沈着
4.クッシング症候群 ――― 体重減少
午前問題75 糖尿病について正しいのはどれか。
1.糖尿病性昏睡では脱水がみられる。
2.インスリン非依存型糖尿病では胎児型ヘモグロビン(HbF)が上昇する。
3.糖尿病治療薬を内服中の患者では食事療法は必要ない。
4.糖尿病患者では糖負荷後のインスリン分泌反応は速やかである。
午前問題76 肺がんの組織型でないのはどれか。
1.腺がん
2.移行上皮がん
3.小細胞がん
4.扁平上皮がん
午前問題77 気管支喘息発作の誘因でないのはどれか。
1.寒冷刺激
2.気道感染
3.β受容体遮断薬
4.副腎皮質ステロイド薬
午前問題78 急性心筋梗塞で最初にみられるのはどれか。
1.心電図上、Q波の出現
2.血清GOT値の上昇
3.血清CK値の上昇
4.心電図上、STの変化
午前問題79 解離性下行大動脈瘤で現れない徴候はどれか。
1.乏 尿
2.激烈な疼痛
3.心機能低下
4.縦隔陰影の増大
午前問題80 扁桃肥大症でみられない症状はどれか。
1.いびき
2.難 聴
3.アデノイド顔貌
4.嗄 声
午前問題81 消化器疾患と治療薬との組合せで誤っているのはどれか。
1.憩室炎 ――― ビタミンB12
2.C型肝炎 ――― インターフェロン
3.胃潰瘍 ――― H2受容体遮断薬
4.潰瘍性大腸炎 ――― サラゾスルファピリジン
午前問題82 心臓手術を受けた患者の術後24~72時間の所見で異常はどれか。
1.中心静脈圧(CVP)は6~14cmH2Oである。
2.血圧は100~140/80~90mmHgである。
3.動脈血酸素分圧(PaO2)は100~120mmHgである。
4.尿量は0.1~0.2ml/kg/時である。
午前問題83 経尿道的前立腺切除術の術後の看護で適切なのはどれか。
a.術直後は後出血の有無を観察する。
b.術直後は尿流出を良好に保つ。
c.留置カテーテルからの尿流出が悪いときは腹圧をかけてみる。
d.留置カテーテル抜去後は水分摂取を控える。
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題84 腰椎麻酔による腹式子宮全摘出術後12時間の観察で優先度が低いのはどれか。
1.腸蠕動の有無
2.発熱の有無
3.尿の性状
4.性器出血の有無
午前問題85 右肺全摘出術後第一病日の看護で適切でないのはどれか。
1.口腔内を清潔にする。
2.痰の喀出を促す。
3.口すぼめ呼吸を勧める。
4.酸素流量は呼吸数に基づき調整される。
午前問題86 経皮経肝胆管ドレナージ中の患者の看護で適切でないのはどれか。
1.ドレーン挿入部は清潔に取り扱う。
2.排液量の減少はチューブ脱落を考える。
3.ドレナージの効果は間接ビリルビン値で判断する。
4.発熱の持続は胆管炎を考える。
午前問題87 消化器がんと早期発見に用いられる検査との組合せで正しいのはどれか。
a.胃がん ――― 腹部超音波
b.大腸がん ――― 便潜血反応
c.食道がん ――― 上部消化管造影
d.膵がん ――― ガリウムシンチグラフィー
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午前問題88 消化器疾患に伴う疼痛について誤っている組合せはどれか。
1.急性虫垂炎 ――― マックバーネ圧痛点
2.十二指腸潰瘍穿孔 ――― 心窩部痛
3.急性膵炎 ――― 左下腹部痛
4.胃潰瘍 ――― 空腹時痛
午前問題89 進行した食道がんの合併症で現れにくいのはどれか。
1.反回神経麻痺
2.逆流性食道炎
3.食道・気管支瘻
4.大動脈穿孔
午前問題90 胆石症について適切でないのはどれか。
1.疝痛発作が特徴である。
2.内視鏡下胆のう摘出術が行われる。
3.男性に好発する。
4.急性胆のう炎を合併しやすい。