86回国家試験 AM31-60

午前問題31 看護師の責務で適切でないのはどれか。
1.緊急処置の場合、医師への報告は免除される。
2.看護師が誤って与薬をした場合、当事者として責任を問われる。
3.私生活においても職業の名誉を守る。
4.職務上知り得た秘密を守る。

午前問題32 正しい組合せはどれか。
a.シスター・カリスタ・ロイ  ――― 人間関係
b.ヒルデガード・ペプロ    ー―― 適 応
c.ドロセア・オレム      ――― セルフケア
d.ヴァージニア・ヘンダーソン ――― 基本的ニード
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題33 省略

午前問題34 一人の看護師が一貫して入院から退院まで患者を看護する方式はどれか。
1.チームナーシング
2.機能別看護
3.プライマリナーシング
4.混合型看護

午前問題35 正しいのはどれか。
1.健康の概念は時代によって変化する。
2.個人の日常生活習慣は健康に影響しない。
3.人間関係は健康に影響しない。
4.健康と不健康とは不連続である。

午前問題36 安静時における成人の脈拍について誤っているのはどれか。
1.脈拍数80/分は正常である。
2.脈拍数は呼吸数の4~5倍である。
3.体温の上昇は脈拍数の増加を来す。
4.徐脈は脈拍数が30/分以下をいう。

午前問題37 適切なのはどれか。
a.誘導的に質問することが観察には必要である。
b.直観的観察は観察として無効である。
c.観察は観察上の判断に影響する。
d.専門的知識は観察力を高める。
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題38 尿検査について誤っているのはどれか。
1.尿の細菌検査には中間尿を用いる。
2.尿沈渣の検査には採尿後5時間以上の尿を用いる。
3.24時間尿を用いる検査では、開始時に排尿し、その尿は捨てる。
4.尿中の17‐KSの定量検査には24時間尿を用いる。

午前問題39 上気道分泌物の吸引について適切でないのはどれか。
1.患者は仰臥位で顔を横に向ける。
2.吸引用カテーテルは英式6~7号を準備する。
3.1回の吸引時間は25~30秒とする。
4.吸引瓶は排液量が80%以下で交換する。

午前問題40 睡眠の援助として適切でないのはどれか。
1.就寝前の飲水を控える。
2.寝床気候の温度を28℃前後とする。
3.就寝前に足浴を行う。
4.昼間の運動を勧める。

午前問題41 服薬指導として正しいのはどれか。
1.朝食後に内服し忘れた降圧薬は夕食後に夕食分と一緒に服用する。
2.抗凝血薬を内服中はビタミンKを多く含む食品を勧める。
3.ジゴキシンは空腹時には内服しない。
4.甲状腺ホルモン薬を内服し忘れた場合は気付いたときに内服する。

午前問題42 カウンセリングの技法で適切でないのはどれか。
1.指 示
2.沈 黙
3.問題の明確化
4.フィードバック

午前問題43 成人のグリセリン浣腸について誤っているのはどれか。
1.左側臥位で行う。
2.浣腸液の濃度は50%を用いる。
3.カテーテル挿入時、全身の力を抜くよう指導する。
4.注入後、便意を感じたらすぐに排便してよい。

午前問題44 女性の陰部清拭時の留意点について適切でないのはどれか。
1.粘膜に手が直接触れることは避ける。
2.腟口から尿道口へと拭く。
3.陰部の観察を行う。
4.保温に気をつける。

午前問題45 自力で体位変換ができない患者をベッド上で水平移動するときに適切なのはどれか。
a.移動の前に患者の両腕を体の上に置く。
b.患者の体を持ち上げて引き寄せる。
c.看護師は両膝を伸ばした姿勢で行う。
d.看護師は患者を移動する側に立つ。
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題46 コミュニケーションを成立・発展させる上で適切でないのはどれか。
1.自分のものの見方の特徴を知る。
2.質問リストに沿って聞く。
3.相手の表情を考慮する。
4.受け取った内容を相手に確認する。

午前問題47 昼間の病室の照度で適切なのはどれか。
1.50ルクス
2.200ルクス
3.500ルクス
4.1000ルクス

午前問題48 ヒュールブリンゲル法による手洗いで、洗い残しやすい部位はどれか。
1.手背部
2.指間部
3.第5指外側部
4.爪隔部

午前問題49 レジン床義歯について正しいのはどれか。
1.カンジダが付着しやすい。
2.食後は歯磨きをしてからはずす。
3.熱湯消毒をする。
4.乾燥させて保管する。

午前問題50 臥床患者の褥瘡の好発部位でないのはどれか。
1.大転子部
2.仙骨部
3.坐骨部
4.踵 部

午前問題51 病気の経過と家族のかかわりとの組合せで適切なのはどれか。
a.急性期 ――― 患者の機能回復へ積極的に関与する。
b.回復期 ――― 病院の雰囲気に圧倒され緊張する。
c.慢性期 ――― 要求の多い病人の存在が負担となる。
d.終末期 ――― 家族の持つ介護力が重要である。
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題52 56歳の男性。会社役員。急性心筋梗塞の急性期を脱し、経過も良好で退院間近になった。
患者のリハビリテーション看護で適切でないのはどれか。
1.服薬の自己管理を確立する。
2.運動量を段階的に拡大する。
3.早期に職場復帰するよう励ます。
4.退院後の食事は普通食とする。

午前問題53 ペースメーカーに影響がないのはどれか。
1.エックス線CT
2.磁気共鳴画像検査(MRI)
3.電気メスによる手術
4.低周波治療

午前問題54 終末期における看護について適切でないのはどれか。
1.宗教に関する会話は控える。
2.ユーモアも必要である。
3.家族の悲嘆を受けとめる。
4.患者の知る権利を尊重する。

午前問題55 鼻カニューレ法によって酸素の流量を3~4L/分で行った場合の酸素濃度はどれか。
1.5~10%
2.15~20%
3.25~30%
4.35~40%

午前問題56 放射線体外照射治療中の患者の指導内容で適切なのはどれか。
1.照射部位と衣服との摩擦を避ける。
2.照射部位にかゆみが出てきたときは石けんで洗う。
3.照射野のマークが薄くなったら書き直す。
4.照射治療が終了した翌日から生活に制限はない。

午前問題57 訪問看護について適切でないのはどれか。
1.療養者が意欲を持てるように働きかける。
2.療養者が訴えたことは、どんなことでも家族へ伝える。
3.訪問時間は相手の生活に合わせて設定する。
4.介護者の健康状態を把握する。

午前問題58 エリクソンによる成人前期の発達課題はどれか。
1.アイデンティティの確立
2.総合性の確立
3.親密性の確立
4.世代性(生殖性)の確立

午前問題59 成人病の第一次予防に該当するのはどれか。
1.社会復帰
2.疾病の早期発見
3.早期治療
4.健全な生活習慣

午前問題60 正しい組合せはどれか。
1.国民健康保険法            ――― 傷病に対する医療の給付
2.精神保健福祉法(旧精神保健法)    ――― 生活扶助
3.労働安全衛生法            ――― 育児時間の請求
4.看護師等の人材確保の促進に関する法律 ――― 「看護の日」

カテゴリー
最近の記事 おすすめ記事

記事一覧を表示するには、カスタム投稿「ブログ」にて、4つ以上記事を作成してください。

記事一覧を表示するには、カスタム投稿「ブログ」にて、4つ以上記事を作成してください。

TOP