87回国家試験 AM61-90

午前問題61 成人期にある人への保健活動の目的で適切でないのはどれか。
1.健康な老年期を迎える準備をする。
2.家族に対する健康管理能力を高める。
3.職場にいる人々の健康維持・増進を図る。
4.基本的生活習慣を確立する。

午前問題62 患者のコンプライアンスに関係が少ないのはどれか。
1.医師との関係
2.自覚症状の有無
3.性 別
4.治療の複雑さ

午前問題63 結核について正しいのはどれか。
a.ガフキー4号の患者は入院する必要がない。
b.ツベルクリン反応が陰性であれば結核ではない。
c.菌の遺伝子検査は培養法よりも迅速に判定できる。
d.感染性肺結核患者の新規登録数は増加傾向にある。
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

不適切問題として除外

午前問題64 ホルモンの増加と生体の反応との組合せで正しいのはどれか。
a.甲状腺ホルモン       ――― 基礎代謝率の低下
b.副腎皮質グルココルチコイド ――― 皮下脂肪の分布の変化
c.インスリン         ――― 肝臓における糖質の貯蔵
d.アルドステロン       ――― 血清カリウムの増加
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題65 腎疾患について正しいのはどれか。
1.腎前性の急性腎不全は多尿を起こす。
2.腎疾患の末期にはアルカローシスを起こす。
3.腎癌の症状の一つとして血尿がある。
4.多発性嚢胞腎は尿毒症を起こさない。

午前問題66 糖尿病患者の食事療法の基本はどれか。
1.糖質と脂質とを制限する。
2.糖質と蛋白質とを制限する。
3.脂質とビタミンとを制限する。
4.総エネルギー量を制限する。

午前問題67 脳卒中患者の回復期の看護で適切でないのはどれか。
1.刺激の少ない部屋にする。
2.残存機能を説明する。
3.膀胱訓練で残尿が50ml以下になったらカテーテルを抜去する。
4.麻痺側の上肢は固定して入浴を介助する。

午前問題68 呼吸訓練の目的はどれか。
a.肺換気量の増加
b.排痰量の増加
c.姿勢の矯正
d.呼吸筋の増強
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題69 意識障害から回復した患者が経口摂取を開始することになった。
アセスメント項目として優先度の低いのはどれか。
1.嚥下状態
2.保持可能な姿勢
3.食事動作の確実性
4.家庭での食習慣

午前問題70 日和見感染の増加に関連する要因でないのはどれか。
1.長期臥床の高齢患者の増加
2.免疫抑制療法の増加
3.抗生薬の使用量の不足
4.医療従事者を介した感染

午前問題71 労作性狭心症の患者の看護で誤っているのはどれか。
1.ニトログリセリンの服用は座位または臥位で行うよう説明する。
2.急激な運動を避けるよう説明する。
3.標準体重を維持するよう説明する。
4.朝、出勤前のシャワー浴を勧める。

午前問題72 主として経口感染によるウイルス性肝炎はどれか。
1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.C型肝炎
4.D型肝炎

午前問題73 骨髄腫にみられるのはどれか。
a.免疫グロブリンの異常
b.骨髄赤芽球の増多
c.ビタミンB12の欠乏
d.脊髄の圧迫骨折
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題74 慢性腎不全で低下するのはどれか。
1.アルブミンの合成
2.赤血球の産生
3.血液の浸透圧
4.動脈血の酸素分圧

午前問題75 気管支喘息患者の気道にみられる病変はどれか。
1.粘液分泌の減少
2.平滑筋の萎縮
3.気管軟骨の肥厚
4.好酸球の浸潤

午前問題76 慢性呼吸器疾患について誤っているのはどれか。
1.肺気腫では1秒率が低下する。
2.慢性気管支炎では呼気性の呼吸困難を起こす。
3.気管支拡張症の症状の一つに血痰がある。
4.特発性間質性肺炎では肺性心になりやすい。

午前問題77 肝硬変について正しいのはどれか。
a.肝性脳症では高蛋白食を禁止する。
b.肝性脳症では積極的に排便を促す。
c.腹水の治療では穿刺による腹水除去が優先される。
d.食道静脈瘤破裂による出血死は増加傾向にある。
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題78 虚血性心疾患の危険因子はどれか。
a.アルコール性肝炎
b.高脂血症
c.高血圧
d.ビタミンB1欠乏症
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題79 正しい組合せはどれか。
1.アジソン病  ――― 副腎髄質機能低下
2.クッシング病 ――― 脳下垂体後葉機能亢進
3.バセドウ病  ――― 副甲状腺機能亢進
4.粘液水腫   ――― 甲状腺機能低下

午前問題80 正しいのはどれか。
1.早期胃がんはがんの深達度が粘膜下層までのものをいう。
2.胃ポリープは大腸ポリープに比べがん化しやすい。
3.ボルマン分類は早期がんの分類に用いられる。
4.胃がんの肝転移をクルッケンベルグ腫瘍という。

午前問題81 出血性ショックの病態で正しいのはどれか。
a.時間尿量の増加
b.循環血液量の減少
c.末梢血管の収縮
d.中心静脈圧の上昇
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題82 省略

午前問題83 乳房切除術直後の看護で適切でないのはどれか。
1.患側肩関節を外転位に保持する。
2.患側上肢の圧迫を防止する。
3.深呼吸を促す。
4.患側の前腕を軽度挙上する。

午前問題84 肺葉切除術後24~48時間で合併症が考えられる所見はどれか。
1.動脈血酸素分圧(PaO2)は90~95mmHgである。
2.胸腔ドレーンからの排液は血性で50~80ml/時である。
3.血中酸素飽和度は94~96%である。
4.泡沫状ピンク色の痰の喀出が続いている。

午前問題85 糖尿病を合併する胃がん手術患者の術後24~72時間の所見で重篤な状態を示すのはどれか。
ただし、インスリンによる血糖のコントロールを受けている。
a.尿糖2+
b.クスマウル呼吸
c.血糖40mg/dl
d.尿ケトン体(+)
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題86 正しい組合せはどれか。
a.大動脈弁狭窄症      ――― 人工弁置換術
b.アダムス・ストークス発作 ――― 大動脈バルーンパンピング法
c.心臓粘液腫        ――― 直視下交連切開術
d.大動脈瘤         ――― 人工血管置換術
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題87 正しい組合せはどれか。
a.肋骨カリエス  ――― ばち指
b.肋骨骨折    ――― 胸壁動揺
c.胸腺腫     ――― 重症筋無力症
d.心タンポナーデ ――― 中心静脈圧の下降
1.a、b   2.a、d   3.b、c   4.c、d

午前問題88 膵がんについて誤っているのはどれか。
1.膵頭部がんの症状で多いのは黄疸である。
2.膵体尾部がんの症状で多いのは上腹部痛および背部痛である。
3.急速に進行する糖尿病では膵がんの検査が必要である。
4.画像診断で早期に発見されることが多い。

午前問題89 胃全摘出術後7日に発熱と頻脈とがみられた。
関連の少ない病態はどれか。
1.縫合不全
2.横隔膜下膿瘍
3.癒着性イレウス
4.肺 炎

午前問題90 腹会陰式直腸切断術後の看護で誤っているのはどれか。
1.膀胱留置カテーテルは術後1日で抜去する。
2.排ガス確認後に経口摂取を開始する。
3.人工肛門の管理を行う。
4.性機能障害に対するサポートを行う。

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