午前問題91 状況的危機はどれか。
1.就 職
2.交通事故
3.定年退職
4.子どもの結婚
午前問題91 解答 2
午前問題91 解説 状況的危機とは、偶発的に発生する危機。
午前問題92 顔面に広範囲のⅢ度熱傷を負った患者が搬送された。
最も優先する処置はどれか。
1.疼痛の緩和
2.気道の確保
3.熱傷部位の局所療法
4.精神的ショックの緩和
午前問題92 解答 2
午前問題92 解説 気道熱傷により浮腫を起こし呼吸困難に陥ることがある。
午前問題93 手術後に発症する肺血栓塞栓症で正しいのはどれか。
1.離床数日後の発症が多い。
2.発症しても死亡はまれである。
3.高熱を伴って発症する。
4.予防のための弾性ストッキングは手術直後から着用する。
午前問題93 解答 1
午前問題93 解説 肺血栓塞栓症は、術後数日臥床していた患者が、突然、呼吸困難、息切れ、失神などを起こす。
午前問題94 嘔気・嘔吐が強く出現する抗悪性腫瘍薬はどれか。
1.シスプラチン
2.ブスルファン
3.ブレオマイシン
4.ビンクリスチン
午前問題94 解答 1
午前問題94 解説 スプラチンでは嘔吐が必ずみられる。
午前問題95 ノーマライゼーションの考え方で適切なのはどれか。
1.障害の有無を比較しない社会にする。
2.障害のある人が優遇された社会にする。
3.障害のある人は障害のない人に頼らずに生活する。
4.障害の有無にかかわらず地域の中で共に生活する。
午前問題95 解答 4
午前問題95 解説 社会的に不利を受けやすい人々が、社会の中で他の人々と同じように生活する。
午前問題96 特定疾患治療研究事業の対象疾患はどれか。
1.潰瘍性大腸炎
2.慢性骨髄性白血病
3.ヒルシュスプルング病
4.重症急性呼吸器症候群(SARS)
午前問題96 解答 1
午前問題96 解説 原因不明で、治療方法が確立していない疾患。
午前問題97 がん(性)疼痛に対するフェンタニルパッチについて適切なのはどれか。
1.冷蔵保存する。
2.毎回貼付部位を変える。
3.用量調節が容易である。
4.頓用でも使用が可能である。
午前問題97 解答 2
午前問題97 解説 皮下組織に徐々に吸収され、毛細血管から中枢神経に作用する。
午前問題98 拘束性換気障害を起こす疾患はどれか。
1.喘 息
2.肺気腫
3.肺線維症
4.慢性気管支炎
午前問題98 解答 3
午前問題98 解説 肺線維症は拘束性換気障害である。
午前問題99 ホルター心電図検査の説明で適切なのはどれか。
1.「普段どおり入浴できます」
2.「性生活の制限はありません」
3.「胸部に12個電極を貼ります」
4.「皮膚に違和感があれば電極を貼り替えてください」
午前問題99 解答 2
午前問題99 解説 日常生活では入浴以外の制限はない。
午前問題100 冠状動脈造影検査で穿刺に最も多く用いるのはどれか。
1.総頸動脈
2.橈骨動脈
3.尺骨動脈
4.鎖骨下動脈
午前問題100 解答 2
午前問題100 解説 一般的に穿刺が容易で固定しやすい橈骨動脈を使用する。
午前問題101 胃全摘術を予定している患者に、中心静脈カテーテルを挿入した直後から呼吸困難が出現した。
最も優先される検査はどれか。
1.心電図
2.胸部CT
3.胸部エックス線撮影
4.上部消化管内視鏡検査
午前問題101 解答 3
午前問題101 解説 上部消化管内視鏡検査は食道、胃、十二指腸潰瘍の状態を検査する。
午前問題102 大腸内視鏡検査で正しいのはどれか。
1.検査2日前から食物残渣の少ない食事を摂取する。
2.検査前日の夕食後から絶飲食とする。
3.検査当日に経口腸管洗浄薬を服用する。
4.検査直前に肛門周囲の局所麻酔をする。
午前問題102 解答 3
午前問題102 解説 検査当日は絶食とする。
午前問題103 成人の2型糖尿病患者。身長160cm、体重67.0kg。BMI 26.2。事務職をしている。
1日の栄養摂取で適切なのはどれか。
1.蛋白質の摂取量に制限はない。
2.糖質によるエネルギー量は全体の40%以下とする。
3.脂質によるエネルギー量は全体の15%未満とする。
4.摂取エネルギー量(kcal)= 標準体重(kg)× 25(kcal)である。
午前問題103 解答 4
午前問題103 解説 事務職は軽労作に該当する。
午前問題104 膵臓癌で膵頭十二指腸切除術後1日に挿入されているチューブとその目的の組合せで正しいのはどれか。
1.胃 管 ─── 栄養補給
2.硬膜外チューブ ─── 髄圧測定
3.腹腔内ドレーン ─── 腹腔内洗浄
4.中心静脈カテーテル ─── 中心静脈圧測定
午前問題104 解答 4
午前問題104 解説 中心静脈圧(CVP)は胸腔内圧の影響を受ける。
午前問題105 甲状腺右葉切除術後1日目の患者への説明で適切なのはどれか。
1.「手指は数日しびれます」
2.「今日は声を出さないでください」
3.「ネックカラーで首を固定して歩きます」
4.「むせないようにゆっくり食べてください」
午前問題105 解答 4
午前問題105 解説 術後1~2日後には反回・喉頭神経麻痺による嗄声がみられることがある。
午前問題106 連続携行式腹膜透析法(CAPD)で最も適切なのはどれか。
1.入浴はできない。
2.スポーツは制限なく行える。
3.低エネルギー食にする必要がある。
4.バッグ交換は通気のよい場所で行う。
午前問題106 解答 3
午前問題106 解説 スポーツは可能であるが、水泳や腹圧のかかる運動を避ける。
午前問題107 ベーチェット病にみられる症状はどれか。
1.真珠腫
2.粘液水腫
3.はばたき振戦
4.口腔内アフタ性潰瘍
午前問題107 解答 4
午前問題107 解説 ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状を4症状とする。
午前問題108 小脳機能のフィジカルアセスメントで把握するのはどれか。
1.痛 覚
2.振動感覚
3.温度感覚
4.平衡感覚
午前問題108 解答 4
午前問題108 解説 小脳は、眼球運動やからだの平衡を調節する。
午前問題109 アルツハイマー病で正しいのはどれか。
1.頭部CTで多数の梗塞巣を認める。
2.発症年齢が遅いほど知的機能低下が著しい。
3.長期記憶よりも短期記憶の方が長く保たれる。
4.40歳未満の発症を若年性アルツハイマー病という。
午前問題109 解答 4
午前問題109 解説 若年性の発症のほうが知能低下の進行が早い。
午前問題110 ミエログラフィ終了後の体位で正しいのはどれか。
午前問題110 解答 3
午前問題110 解説 検査後は上半身を15~30度程度挙上した床上安静とする。
午前問題111 S状結腸切除術後に最も起こりやすいのはどれか。
1.悪性貧血
2.排尿障害
3.アカラシア
4.ダンピング症候群
午前問題111 解答 2
午前問題111 解説 ダンピング症候群は胃切除で起こる。
午前問題112 ダグラス窩穿刺で適切なのはどれか。
1.あらかじめ外陰部を剃毛する。
2.膀胱に尿をためて検査する。
3.砕石位で行う。
4.腰椎麻酔下で行う。
午前問題112 解答 3
午前問題112 解説 子宮腟部を中心に腟内を消毒する。
午前問題113 食道癌術後10日の患者。三分粥食が開始されたが、嚥下時のつかえ感を訴え、未消化の食物を嘔吐した。
手術部位に生じている状態で最も考えられるのはどれか。
1.浮 腫
2.瘢痕化
3.縫合不全
4.逆流性食道炎
午前問題113 解答 1
午前問題113 解説 術後10日では瘢痕は形成されない。
午前問題114 喘息のため吸入用ステロイド薬を使用する患者への説明で適切なのはどれか。
1.吸入前に最後まで息を吐き出してから吸い込む。
2.吸入した実感があるまで数回噴霧する。
3.吸入後はうがいをする。
4.発作が起こりそうな時に使用する。
午前問題114 解答 3
午前問題114 解説 吸入用ステロイド薬は非発作時から使用する。
午前問題115 急性心筋梗塞で、緊急に左大腿動脈から経皮的冠状動脈内血栓溶解療法(PTCR)を受けた患者が、2時間後に「あおむけに寝ているから腰が痛い」と訴えた。穿刺部位からの出血はなく、バイタルサインは安定している。
この時の対応で適切なのはどれか。
1.膝の屈伸運動を促す。
2.穿刺部位の圧迫を除去する。
3.腰部にバスタオルを入れる。
4.ゆっくり側臥位になるよう促す。
午前問題115 解答 3
午前問題115 解説 再出血予防のため、安静臥床を保持する必要がある。
午前問題116 ICG検査(indocyanine green test)の方法で正しいのはどれか。
1.投与量は体表面積によって算出される。
2.ICG静脈内注射前と2時間後の2回採血する。
3.採血と採血の間に500ml飲水する。
4.ICGを静脈内注射した反対側の静脈から採血する。
午前問題116 解答 4
午前問題116 解説 ICGの付着を避けるため、反対側の肘窩静脈で3m?採血する。
午前問題117 経尿道的前立腺切除術後1日の患者。尿流出は順調であるにも関わらず「尿が出ない」と膀胱留置カテーテルの違和感を強く訴えた。
対応で適切なのはどれか。
1.鎮痛薬を使用する。
2.持続膀胱洗浄の速度を速める。
3.膀胱留置カテーテルを抜去する。
4.細い膀胱留置カテーテルに入れ替える。
午前問題117 解答 1
午前問題117 解説 尿流出は順調なので洗浄速度を速める必要はない。
午前問題118 出生体重3,500gの正期産児。
生後4日目の状態で正常なのはどれか。
1.落陽現象
2.体重3,200g
3.大泉門の閉鎖
4.シーソー呼吸
午前問題118 解答 2
午前問題118 解説 体重3,200gは生理的体重減少の範囲内である。
午前問題119 新生児病棟における感染予防で最も重要なのはどれか。
1.面会の制限
2.手洗いの徹底
3.ガウンの着用
4.リネンの滅菌
午前問題119 解答 2
午前問題119 解説 感染予防は手洗いが基本である。
午前問題120 離乳開始時の調理形態で適切なのはどれか。
1.液 状
2.ドロドロ状
3.舌でつぶせる硬さ
4.歯ぐきでつぶせる硬さ
午前問題120 解答 2
午前問題120 解説 離乳食は生後5か月頃に開始し、離乳初期にはドロドロ状とする。