午前問題31 健康問題と環境要因の組合せで正しいのはどれか。
1.難 聴 ――― 130dB以上の音
2.熱中症 ――― 低湿度
3.皮膚障害 ――― 可視光線
4.シックハウス症候群 ――― ダ ニ
午前問題31 解答 1
午前問題31 解説 130dB以上の強大音により音響外傷で生じる。
午前問題32 ダイオキシンで正しいのはどれか。
1.毒性は弱い。
2.水に溶けやすい。
3.規制する法律はない。
4.廃棄物の焼却で発生する。
午前問題32 解答 4
午前問題32 解説 水には溶けにくいが油脂類には溶けやすい。
午前問題33 平成19年4月から施行された改正保健師助産師看護師法で看護師に追加されたのはどれか。
1.名称独占
2.業務独占
3.欠格事由
4.免許取得条件
午前問題33 解答 1
午前問題33 解説 法改正により業務独占規定に加え名称独占規定が設けられた。
午前問題34 国際生活機能分類(ICF)の構成要素の関連図を示す。
はどれか。
1.個 人
2.健 康
3.環 境
4.活 動
午前問題34 解答 4
午前問題34 解説 国際生活機能分類(ICF)は、WHOの障害の分類である。
午前問題35 運動障害のある患者の看護計画で教育的活動に挙げられるのはどれか。
1.排便時にトイレへ車椅子で移送し介助する。
2.床上訓練開始前に関節可動域を測定する。
3.床上運動の方法を介助しながら説明する。
4.日常生活動作の主観的な改善度を聞く。
午前問題35 解答 3
午前問題35 解説 生活の援助には、身体的援助活動や心理的援助活動などがある。
午前問題36 左眼に光を当てた時の正常な対光反射はどれか。
午前問題36 解答 4
午前問題36 解説 眼に入る光の強さが急に増すと瞳孔は縮瞳する。
午前問題37 呼吸パターンを模式図で示す。
過呼吸はどれか。
午前問題37 解答 3
午前問題37 解説 過呼吸は動脈血中の酸素分圧が上昇する。
午前問題38 クリニカルパスで誤っているのはどれか。
1.典型的な経過を示す疾患に用いられる。
2.医療者用と患者用との両方を作成する。
3.個々の患者の状態に応じて作成する。
4.標準的な治療・ケア計画を示す。
午前問題38 解答 3
午前問題38 解説 インフォームドコンセントのツールとして活用できる。
午前問題39 成人のディスポーザブル120mlグリセリン浣腸で適切なのはどれか。
1.液の温度を50℃に温める。
2.カテーテルを6cm挿入する。
3.液を10秒かけて注入する。
4.注入後1分待ち排便を促す。
午前問題39 解答 2
午前問題39 解説 液は体温よりやや高め(38~40℃程度)に温めておく。
午前問題40 仙骨部の褥瘡の写真を示す。
深達度(米国褥瘡諮問委員会NPUAPの分類)はどれか。
1.Ⅰ 度
2.Ⅱ 度
3.Ⅲ 度
4.Ⅳ 度
午前問題40 解答 2
午前問題40 解説 表面的な皮膚の損傷であり、びらん、水泡がみられる。
午前問題41 採血法で適切なのはどれか。
1.刺入部位の約2cm上に駆血帯を締める。
2.刺入部位の外側から中心に向かって消毒する。
3.駆血帯を締めてから2分以内に採血する。
4.採血針を抜去後に駆血帯を外す。
午前問題41 解答 3
午前問題41 解説 挿入部位の中心から外側に向かって消毒する。
午前問題42 穿刺と体位の組合せで正しいのはどれか。
1.胸腔穿刺 ――― 腹臥位
2.腹腔穿刺 ――― 半坐位
3.腰椎穿刺 ――― 仰臥位
4.骨髄穿刺 ――― 砕石位
午前問題42 解答 2
午前問題42 解説 腹腔穿刺は半坐位とし、膝の部分を挙上する。
午前問題43 病棟での医薬品の管理で正しいのはどれか。
1.生ワクチンは常温で保存する。
2.麻薬注射液の残液は直ちに廃棄する。
3.用時溶解の薬剤は溶解後冷凍保存する。
4.向精神薬は施錠できる場所に保管する。
午前問題43 解答 4
午前問題43 解説 生ワクチンは5℃で管理する。
午前問題44 傷病者のトリアージで適切なのはどれか。
1.トリアージ担当者はトリアージのみに専念する。
2.トリアージタッグの判定を示す区分色に印を付ける。
3.治療を最優先するのは黒色のトリアージタッグである。
4.トリアージタッグは原則として傷病者の左手に装着する。
午前問題44 解答 1
午前問題44 解説 トリアージの実施は、原則、一人の人が行う。
午前問題45 都道府県ナースセンターの業務はどれか。
1.看護師籍の登録
2.業務従事者届の受理
3.看護師の無料職業紹介事業
4.医療施設への看護職員配置の指導
午前問題45 解答 3
午前問題45 解説 都道府県ナースセンターは、看護師等への職業紹介事業を無料で行う。
午前問題46 在宅看護の原則で正しいのはどれか。
1.画一的なケアを提供する。
2.ケアは看護師が中心に行う。
3.最終的な意思決定は家族が行う。
4.個々のライフスタイルを尊重する。
午前問題46 解答 4
午前問題46 解説 最終意思決定は療養者本人である。
午前問題47 介護負担感を訴える家族に対する看護師の対応で適切なのはどれか。
1.家族に受診を勧める。
2.患者に家族の思いをそのまま伝える。
3.家族が負担と思う介護状況を尋ねる。
4.主治医に家族への病状説明を依頼する。
午前問題47 解答 3
午前問題47 解説 家族関係に影響を与える発言は控える。
午前問題48 95歳の女性。長女夫婦と同居中。自力で寝返りができず、認知症も進み便意を訴えることができない。7日前におむつに少量排便したのみで、腸音は微弱で腹部膨満がみられ、直腸内に硬い便塊を触れた。
主治医に報告後、訪問看護師が行う対応で優先されるのはどれか。
1.摘便を行う。
2.自然排便を待つ。
3.下剤の服用を家族に促す。
4.四肢の他動運動を勧める。
午前問題48 解答 1
午前問題48 解説 まず摘便が優先される。
午前問題49 40歳以上64歳以下の在宅療養者で介護保険のサービスを利用できるのはどれか。
1.脊髄損傷
2.クローン病
3.パーキンソン病
4.ベーチェット病
午前問題49 解答 3
午前問題49 解説 介護保険法で定める特定疾病は16疾患である。
午前問題50 青年期の発達課題で最も適切なのはどれか。
1.社会的地位の確立
2.将来の方向性の選択
3.経済的な基盤の確立
4.これまでの生き方の見直し
午前問題50 解答 2
午前問題50 解説 職業を選択し、経済的基盤を確立する時期である。
午前問題51 35歳の男性。震度6強の地震発生36時間後、がれきの下から救出され、病院に搬入された。長時間両大腿部が圧迫されていたため、下肢に知覚・運動障害を認めたが、意識は清明で呼吸と循環動態とは安定していた。入院後、両下肢が著しく腫脹し、赤褐色尿を認め、全身状態が急速に悪化した。血液検査で血清クレアチンキナーゼ(CK)値と血清カリウム値とが急激に上昇した。
最も考えられるのはどれか。
1.PTSD
2.深部静脈血栓症
3.ネフローゼ症候群
4.挫滅症候群(クラッシュ症候群)
午前問題51 解答 4
午前問題51 解説 身体の一部、特に四肢が長時間圧迫されると筋肉が損傷を受ける。
午前問題52 65歳の男性。急性心筋梗塞発症後1日。
急性期リハビリテーションで優先されるのはどれか。
1.廃用症候群の予防
2.運動習慣の形成
3.職業復帰の促進
4.食習慣の確立
午前問題52 解答 1
午前問題52 解説 廃用性症候群予防のために心臓リハビリテーションは有用である。
午前問題53 気管支鏡検査で正しいのはどれか。
1.検査の1時間前まで飲食できる。
2.検査中、会話はできる。
3.検査中、義歯は装着したままで良い。
4.検査後、2時間は絶飲食とする。
午前問題53 解答 4
午前問題53 解説 検査後、2時間は誤嚥防止のため飲食はしない。
午前問題54 ペースメーカー装着中の患者に禁忌なのはどれか。
1.CT
2.MRI
3.超音波検査
4.骨シンチグラフィ
午前問題54 解答 2
午前問題54 解説 CTの使用は可能ではあるが、植え込み部への連続照射は避ける。
午前問題55 労作性狭心症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。
1.低残渣の食事をとるよう心がける。
2.ニトログリセリンを定期的に使用する。
3.動いたら休む習慣をつけるよう心がける。
4.入浴は42℃くらいのお湯で肩までつかる。
午前問題55 解答 3
午前問題55 解説 熱めの湯の入浴は心筋梗塞を誘発しやすい。
午前問題56 右大腿動脈からの肝動脈塞栓術施行後の対応で適切なのはどれか。
1.右足背動脈を触診し拍動を確認する。
2.施行後24時間は絶対安静とする。
3.施行当日の発熱には抗菌薬が投与される。
4.鎮痛薬は肝臓への負担があるため使用できない。
午前問題56 解答 1
午前問題56 解説 検査後には、両足背動脈の拍動の触診や尿比重の測定をする。
午前問題57 糖尿病末梢神経障害のため感覚障害のある患者への足病変予防法で適切なのはどれか。
1.熱めの湯をかけて洗う。
2.なるべく素足で過ごす。
3.靴ずれしない靴を選ぶ。
4.爪は足趾の先端よりも短く切る。
午前問題57 解答 3
午前問題57 解説 爪の切りすぎは傷をつくり細菌感染の原因となりえる。
午前問題58 甲状腺機能低下症の身体所見はどれか。
1.眼瞼浮腫
2.眼球突出
3.心悸亢進
4.発汗過多
午前問題58 解答 1
午前問題58 解説 甲状腺機能低下症では、四肢の浮腫、眼瞼浮腫などがみられる。
午前問題59 同種骨髄移植で正しいのはどれか。
1.提供者とのABO式血液型の一致が条件である。
2.手術室において全身麻酔下で移植される。
3.免疫抑制薬を用いる。
4.骨髄生着後は感染の危険性がなくなる。
午前問題59 解答 3
午前問題59 解説 採取した骨髄液は点滴投与により患者に移植する。
午前問題60 スギ花粉によるアレルギー性鼻炎患者の花粉飛散時期前後の指導で適切なのはどれか。
1.洗濯物は屋外で完全に乾燥させる。
2.ほこりを吸わないよう掃除は控える。
3.化学繊維素材よりも毛織物の衣類を選ぶ。
4.花粉飛散の前から抗アレルギー点鼻薬を使用する。
午前問題60 解答 4
午前問題60 解説 毛織物より化学繊維素材の衣類のほうが影響が少ない。