次の文を読み午後問題31~33に答えよ。
76歳の男性。3年前にアルツハイマー型痴呆と診断された。最近になって、鍵や現金の置き場所を忘れて泥棒が入ったという訴えや、妻がいないときに1人で外出し帰宅できずに警察に保護されることが頻繁になった。そのため精神科に入院した。入院してからも昼食直後に「食事を食べていない」と訴える。また、盛夏であるにもかかわらず季節を尋ねると「冬」と言う。
午後問題31 この男性に認められる精神症状はどれか。
a.記銘力障害
b.行為障害
c.感情障害
d.見当識障害
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午後問題31 解答例 2
午後問題31 解説 時間や場所の見当がつかなくなる。
午後問題32 今日も昼食直後「食事を食べていない」と言ってきた。
対応として適切なのはどれか。
1.「今、昼食でカレーとサラダを食べたところですよ」
2.「では、おやつの準備をします」
3.「昼食の用意ができるまでお話をしましょう」
4.「昼食は食べ終わりましたが、お忘れですか」
午後問題32 解答例 3
午後問題32 解説 話題を食事のことから別のことに切り替え、関心をそらす。
午後問題33 入院2週後、夜間の徘徊が始まった。
対応として適切なのはどれか。
1.「夜だから休んでください」と臥床を促す。
2.「客間に行きましょう」と個室に誘導して施錠する。
3.「夜歩くのは他の人に迷惑になります」と帰室を促す。
4.しばらく一緒に歩き「着きましたよ」と臥床を促す。
午後問題33 解答例 4
午後問題33 解説 納得するようにしばらく付き合う。
次の文を読み午後問題34~36に答えよ。
日齢25の女児。出生時に心雑音を指摘され外来通院で経過を観察していたが、心機能が悪化し入院した。入院時体重2,710g。多呼吸や陥没呼吸、全身の網状チアノーゼと肝腫大がみられ、心エコー検査や胸部エックス線撮影の結果から心室中隔欠損症、肺高血圧症と診断された。ミルクは経口で40mlを8回/日で、休み休み哺乳している。おむつの重量測定によると、尿量は約200g/日であり強心薬と利尿薬の内服が開始された。
午後問題34 入院直後の看護で適切なのはどれか。
1.強く啼泣させないようにする。
2.手背の圧痕で浮腫を観察する。
3.内服は授乳直後にする。
4.沐浴で血液循環の改善を図る。
午後問題34 解答例 1
午後問題34 解説 肺高血圧症が悪化すると、無酸素発作を起こす危険性がある。
午後問題35 授乳量は徐々に増加し、2週後、休まずに50mlを8回/日哺乳するようになった。体重は2,640g、尿量は約550g/日となり、入院時に比べ、声をかけると四肢を活発に動かすようになった。
心機能が改善していると判断した根拠として最も適切なのはどれか。
1.四肢の動きが増えた。
2.人の声に反応するようになった。
3.水分出納が負に傾いた。
4.体重が減少した。
午後問題35 解答例 3
午後問題35 解説 水分出納が負になることは、尿量が増加したことを反映している。
午後問題36 母親の産後の経過は順調。母親の希望によって子どもに付き添うことになった。児は第3子で母親は育児に慣れていたが、不機嫌で泣き続けるためほとんど眠っていなかった。看護師が「夜間は私たちが対応するので別室で寝るように」と勧めたが母親は「自分で面倒をみたい」と断り5日間断続的で短い睡眠しかとれていない。6日目の朝、訪室すると母親は疲労した顔で児を抱いていた。
母親の心理のアセスメントで最も考えにくいのはどれか。
1.児を産んだことを後悔している。
2.母親失格だと自分を責めている。
3.看護師が助けてくれないと腹を立てている。
4.児のために頑張ろうと思い詰めている。
午後問題36 解答例 3
午後問題36 解説 看護師に対する不満から生じる行動とは考えられない。
次の文を読み午後問題37~39に答えよ。
E君、2歳6か月の男児。浮腫、下痢、貧血および蛋白尿で近医より紹介され、ネフローゼ症候群と診断された。血液検査でHb8.0g/dl、血清総蛋白3.5g/dl、エックス線撮影で胸水の貯留を認めた。初期治療として、25%アルブミンの点滴静脈内注射と利尿薬の静脈内注射とが開始された。その後、副腎皮質ステロイド薬の服用が開始された。
午後問題37 E君に25%のアルブミンの点滴静脈内注射をすることによって、即時的な改善が期待できない症状はどれか。
1.浮 腫
2.貧 血
3.下 痢
4.胸 水
午後問題37 解答例 2
午後問題37 解説 アルブミン製剤の静脈投与で、浮腫、下痢や胸水の改善につながる。
午後問題38 入院3日の夕方、母親は妊娠中のため付き添いを中止し、E君が入眠後帰宅した。E君は目覚めた後、母親がいないことに気がついて大泣きし、遊ぼうとする看護師の手をはらいのけどの看護師も近づけなかった。
E君の反応はJ.ロバートソンらによる「乳幼児が母子分離入院した場合に示す反応」のどれか。
1.抗 議
2.絶 望
3.否 認
4.決 別
午後問題38 解答例 1
午後問題38 解説 大声で泣き、母が来てくれることを望むのは抗議の段階である。
午後問題39 入院7日から尿のおもらしが始まった。母親から「トイレットトレーニングが終わっているのに、最近おもらしが増えて元に戻ってしまった。入院中のトレーニングはどうしたらよいでしょう」と相談を受けた。看護師は母親の気持ちを受け止めながら次のように話した。
適切なのはどれか。
1.「さっそく始めましょう」
2.「下痢が止まったら始めましょう」
3.「E君の気持ちが落ち着くのを待ちましょう」
4.「入院中は止めておきましょう」
午後問題39 解答例 3
午後問題39 解説 おもらしは利尿剤の使用によると考えられ、児が落ち着いてからの対応とする。
次の文を読み午後問題40~42に答えよ。
正期産で出生した男児。顔貌などの特徴からダウン症が疑われた。両親は出生2日に説明を受けてショックを隠しきれなかったが、染色体検査を了承した。家族は父親と母親、4歳の姉、本児であり、同じ敷地内に祖父母が暮らしている。
午後問題40 医師からの説明を受けた後の両親への対応で最も適切なのはどれか。
1.合併症について平易に説明する。
2.親の会への入会を勧める。
3.早期療育の専門施設を紹介する。
4.児の世話を親と一緒に行う。
午後問題40 解答例 4
午後問題40 解説 障害児を持つ親の気持ちのショックの段階で現実的な対処はまだである。
午後問題41 出生7日に母児ともに退院した。生後1か月の外来受診のとき、ダウン症であると説明された。この1か月間の様子を尋ねたところ、母親は「かわいいけれど上手に抱っこできない」と訴えた。
その理由として最も考えられるのはどれか。
1.子どもの上肢が短い。
2.子どもの筋肉が低緊張である。
3.子どもの関節が過伸展である。
4.子どもを受容できない。
午後問題41 解答例 2
午後問題41 解説 ダウン症児は筋肉が低緊張であるため、抱っこするにはコツがいる。
午後問題42 生後8か月の外来受診のとき、母親から4歳の姉のことで相談を受けた。保育所からの連絡では、姉は他の子どもをたたいたり、かんしゃくを起こしたり、情緒が不安定であるという話であった。
姉に関して母親への助言で最も重要なのはどれか。
1.保育士に弟の病気を説明する。
2.姉と母親との接触を密にする。
3.姉の育児に祖父母の協力を求める。
4.姉の保育所への通所を中止する。
午後問題42 解答例 2
午後問題42 解説 姉と母の接触を密にすることにより情緒が安定する。
次の文を読み午後問題43~45に答えよ。
43歳の1回経産婦。会社員。妊娠26週0日の健康診査の結果は体重58kg(非妊時体重52kg、前回健康診査日より+0.8kg)、血圧120/70mmHg、尿蛋白(±)、尿糖(+)、浮腫(-)、子宮底長25cm、Hb9.8g/dl、胎児心拍数146bpmであった。「お腹もだいぶ大きくなってきて、1日に2、3回軽くお腹が張ることがありますが、痛みも出血もありません。それより、右膝の裏側の血管がデコボコして重苦しい感じがするのが気になります」と話している。前回までの健康診査結果に異常はない。
午後問題43 今回の健康診査のアセスメントで適切なのはどれか。
1.妊娠中毒症
2.貧 血
3.切迫早産
4.妊娠糖尿病
午後問題43 解答例 2
午後問題43 解説 Hb低値で、妊婦貧血が疑われる。
午後問題44 「右膝の裏側の状態」への生活指導で適切でないのはどれか。
1.弾性ストッキングの着用
2.体重の制限
3.就寝時の下肢挙上
4.塩分の制限
午後問題44 解答例 4
午後問題44 解説 特に糖尿病も妊娠中毒症もみられないので、制限する必要はない。
午後問題45 妊娠32週の健康診査時「この仕事をして初めて大きな企画の責任者を任されているんです。お産直前まで仕事をしようと思っています。産後もできるだけ早く仕事に復帰したいです。同僚は無理するなって言ってくれるんですが、全く予定していなかった妊娠なので周囲に迷惑もかけちゃいましたから。生まれたら13歳になる娘が面倒みてくれるって言っているんです。出産や育児の準備はまだできていません」と話している。
看護師の対応で適切でないのはどれか。
1.胎児についてどのように思っているかを尋ねる。
2.時間外の労働時間について尋ねる。
3.定期健康診査は必ず受診するように勧める。
4.産前休暇は取得しなければならないと説明する。
午後問題45 解答例 4
午後問題45 解説 産前休暇は労働基準法により任意である。
次の文を読み午後問題46~48に答えよ。
25歳の初産婦。妊娠40週。昨日午後3時に陣痛が発来し午後4時に入院した。入院時、子宮口3cm開大、未破水、陣痛周期6~8分、発作20秒であった。「起きて体を動かしていたほうが楽」と夜間も陣痛室内を歩いていた。午前中は「少し疲れた」とベッド上で過ごし、陣痛間欠時にウトウトしていた。午後0時には陣痛周期5~6分、発作20~30秒、子宮口6cm開大、未破水であった。この間、胎児心拍数は140bpm台で徐脈はなく、母親のバイタルサインも安定していた。妊娠経過に異常はない。
午後問題46 子宮口6cm開大の時点で、分娩の進行を促すために最も適切な体位はどれか。
1.30度のセミファウラー位
2.シムス位
3.四つ這いで頭と胸を床につける姿勢
4.膝をつき上半身を前傾させた姿勢
午後問題46 解答例 4
午後問題46 解説 胎児の下降を促すためには、重力を利用した体位が効果的である。
後問題47 昨日の夕食と本日の朝食はそれぞれ1/2ずつ摂取したが、昼食時には「何も食べたくない」と食事には手をつけなかった。水分は朝からお茶を約300ml飲んでいる。
分娩の進行状況を考慮して、本人が持参した食べ物の中から摂取を勧めるのに最も適切なのはどれか。
1.プリン
2.ピーナッツ
3.酢昆布
4.ノンシュガーの飴
午後問題47 解答例 1
午後問題47 解説 高カロリーで、食べやすい。
午後問題48 午後7時に自然破水し30分後に子宮口が全開大した。その後、午後9時15分に3,580gの男児を正常分娩した。午後9時30分に胎盤を娩出しバイタルサインも安定しており、午後11時30分に車椅子で帰室した。
分娩時間について正しいのはどれか。
1.分娩第1期:27時間30分
2.分娩第2期:1時間45分
3.分娩第3期:2時間00分
4.分娩所要時間:32時間30分
午後問題48 解答例 2
午後問題48 解説 子宮口全開大と胎児娩出の時間から分娩第2期は1時間45分である。
次の文を読み午後問題49~51に答えよ。
30歳の初産婦。妊娠37週1日。2,820gの女児を正常分娩した。母乳栄養を希望しており「母乳以外の栄養を与えたくない」と看護師に話している。乳房の形はⅡa型で正常乳頭である。分娩直後より母児同室で自律授乳を開始した。日齢3、新生児の体重は2,605g、昨日より10gの増加であった。体温37.1℃、心拍数148/分、呼吸数42/分、排便5回/日で便は黄色で無形であった。皮膚はカサカサしており体幹で表皮が薄く剥がれている部分がある。児は活発に四肢を動かし元気に啼泣している。本日の授乳回数は、体重測定時の午前9時までに4回で母乳の量は計62gである。母親の乳房緊満は軽度で、搾乳と乳房マッサージとは行ってない。
午後問題49 日齢3の新生児のアセスメントで適切なのはどれか。
1.体重減少は生理的範囲を逸脱している。
2.バイタルサインは安定している。
3.皮膚の変化は感染徴候を示している。
4.下痢をしている。
午後問題49 解答例 2
午後問題49 解説 「体温37.1℃、心拍数148/分、呼吸数42/分」から、バイタルサインは正常である。
午後問題50 産褥3日の授乳のケアで最も適切なのはどれか。
1.頻回の授乳を継続する。
2.乳房マッサージを行う。
3.授乳後に搾乳する。
4.人工乳を補充する。
午後問題50 解答例 1
午後問題50 解説 数日の授乳の継続により乳汁分泌量は増加していると考えられる。
午後問題51 日齢4、血清ビリルビン値が上昇し光線療法が開始された。日齢5、午前3時に新生児室に来た母親が授乳しようとせずに、抱いた子どもをじっと見つめながら泣いていた。「どうなさいましたか」という看護師の問いかけに「何か涙が出て来て…。どうしてうちの子だけこんなことになるのかしら」と小声で答えた。
看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.授乳を促しその様子を見守る。
2.部屋に戻り寝るように促す。
3.そばに座って話を聴く。
4.すぐに医師を呼び児の状況を説明してもらう。
午後問題51 解答例 3
午後問題51 解説 不安を表現しているので、まずは母の思いをゆっくり聴く。
次の文を読み午後問題52~54に答えよ。
19歳の男性。大学生。2週前から自分の部屋に閉じ込もるようになり、日中はベッド上にいることが多くなった。夜はブツブツ独り言を言いながら自室内を歩き廻り、3日前から自室から一歩も出ず家族と全く会話をしていない。食事も摂らないので、心配した家族がドアを壊して入室した。髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題で、ベッドに座り下を向いたままであった。開眼はしているものの呼びかけても発語はなく、同じ姿勢を保ち続けていた。家族は困惑し精神保健福祉センターに相談して精神科を受診した。精神保健指定医の質問に対して、ときにうなずくような動作はするものの返答は全くなかった。入院の必要性を説明するが患者の同意は得られなかった。
午後問題52 患者は入院することになった。
精神科病棟への入院形態で適切なのはどれか。
1.任意入院
2.応急入院
3.医療保護入院
4.措置入院
午後問題52 解答例 3
午後問題52 解説 本人の同意はないが、保護者の同意がある。
午後問題53 内服薬を勧めたところ患者は服薬しようとしなかった。
看護師の対応で適切なのはどれか。
1.話しても反応がないので服薬を中止した。
2.服薬の必要性を説明し胃管で薬を注入した。
3.意思の疎通が困難なのでまず指示薬を注射した。
4.治療の必要性を説明した上で指示薬を注射した。
午後問題53 解答例 4
午後問題53 解説 拒否している事柄にこだわらず別の方法での与薬を実行するべきである。
午後問題54 1週が経過し患者は入院時の自分の状況を話し始めた。
看護師の対応で適切なのはどれか。
a.なぜ発言がなかったのかを詳細に質問した。
b.食事を摂取しなかった理由をゆっくりと聞いた。
c.「つらかったでしょう」といたわりの言葉をかけた。
d.患者が疲れない程度にゆっくりと会話した。
1.a、b 2.a、d 3.b、c 4.c、d
午後問題54 解答例 4
午後問題54 解説 共感の態度で接することが基本である。
次の文を読み午後問題55~57に答えよ。
33歳の女性。精神分裂病(統合失調症)。実家は何代も続く商家で家業を継ぐことを期待されていた。専門学校卒業後、家業を手伝ううちに「先祖の霊が父に乗り移った。『跡継ぎが私ではだめだ』と言っている」という幻覚や妄想が出現し、3か月入院した。母親は家事や家業を娘に依存する反面、要求水準が高く、患者のすることに批判的であった。患者は退院後、休養と治療に専念するためアパートで1人暮らしをすることになった。
午後問題55 退院前の患者に指導する項目で最も優先するのはどれか。
1.服 薬
2.就 労
3.家 事
4.運 動
午後問題55 解答例 1
午後問題55 解説 統合失調症の服薬コンプライアンスの向上は在宅治療を行う上で最も大切である。
午後問題56 退院後、本人の希望により訪問看護を受けることになった。訪問看護師が「小規模作業所に通って日中の居場所を作ってはどうか」と提案したところ「疲れているので今は行きたくない。もう少し経ったら見学をしてみたい」と答えた。
訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.訪問のたびに作業所への通所を勧める。
2.家業を手伝うよう勧める。
3.家での作業療法を勧める。
4.折をみて作業所の見学を勧める。
午後問題56 解答例 4
午後問題56 解説 希望を尊重し、折をみて見学を勧めるのが最も適切な態度である。
午後問題57 訪問看護師は退院2週後の訪問時に「このごろ口がとても渇く。立ちくらみを起こすこともある」という相談を患者から受けた。
この訴えのアセスメントで正しいのはどれか。
1.被毒妄想がみられる。
2.緊張による不安症状である。
3.薬物療法の副作用である。
4.体感幻覚が起こっている。
午後問題57 解答例 3
午後問題57 解説 立ちくらみや口渇は抗精神病薬の副作用である。
次の文を読み午後問題58~60に答えよ。
Fさん、52歳の女性。不眠と浪費、息子の妻への攻撃とが激しくなり、通常の生活が営めなくなったため息子夫婦に付き添われて入院した。4日目、処方された内服薬は服用しており、入院以来夜間の中途覚醒が続いていたが昨夜はみられなかった。外出や買い物を強く要求するが、精神保健指定医である主治医の指示によってこれらの行動は制限されている。受け持ちの看護師は10年の精神科看護の経験があり、丁寧に対応しているが、Fさんは「話しているとイライラする」と受け持ち看護師や他のスタッフを強く攻撃する。
午後問題58 下線部の行動の解釈で適切なのはどれか。
1.受け持ち看護師に刺激されている。
2.攻撃性の亢進が続いている。
3.息子の妻と誤認している。
4.見当識障害がある。
午後問題58 解答例 2
午後問題58 解説 攻撃的行動である。
午後問題59 Fさんは食事中に他の患者の様子や食事の盛りつけ方に関心が分散し、十分な量の食事を摂ることができない。看護師が他の患者に食事介助をしていると、そのやり方が間違っていると言って怒り出す。
Fさんへの援助で最も適切なのはどれか。
1.ナースステーションで食事を摂る。
2.食堂で看護師が食事介助を実施する。
3.個室に食事を運び、食事中看護師が付き添う。
4.高カロリー輸液に切り替える。
午後問題59 解答例 3
午後問題59 解説 過干渉の状態なので、個室で食事をすることが望ましい。
午後問題60 主治医を含めたカンファレンスの内容で適切なのはどれか。
1.受け持ち看護師の変更
2.Fさんの反応の意味
3.薬物療法の変更
4.行動制限の解除
午後問題60 解答例 2
午後問題60 解説 Fさんの行動の意味をスタッフ全員で共有する。