99回国家試験 PM1-30

午後問題1 日本人の体格指数(BMI)で「普通(正常)」はどれか。
1.17
2.22
3.27
4.32
午後問題1 解答 2
午後問題1 解説 BMIの正常は18.5~25である。

午後問題2 男女雇用機会均等法の目的はどれか。
1.子の看護休暇の取得促進
2.女性の最低労働基準の設定
3.雇用分野における男女差別の解消
4.就業制限業務の規定による女性の保護
午後問題2 解答 3
午後問題2 解説 女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的とする。

午後問題3 食中毒の原因となるのはどれか。
1.セラチア
2.レジオネラ
3.ヘリコバクター
4.カンピロバクター
午後問題3 解答 4
午後問題3 解説 食中毒原因菌の頻度が高い。

午後問題4 看護師の行動で適切なのはどれか。
1.看護計画を立案するために診療録を自宅へ持ち帰った。
2.看護記録に誤りを見つけたので修正液を使って修正した。
3.患者の友人から病状を聞かれたので答えられないと説明した。
4.患者の氏名が記載された看護サマリーを院外の研修で配布した。
午後問題4 解答 3
午後問題4 解説 患者の友人から病状を聞かれたので答えられないと説明したことは、個人情報保護の観点から適切である。

午後問題5 我が国の平成18年における看護職員の就業者数はどれか。
1.約50万人
2.約80万人
3.約100万人
4.約130万人
午後問題5 解答 4
午後問題5 解説 看護職を准看護師と看護師の合計と考えると、約130万人である。

午後問題6 大泉門が閉鎖する時期はどれか。
1.1か月
2.6か月
3.1歳6か月
4.3 歳
午後問題6 解答 3
午後問題6 解説 大泉門が閉鎖するのは1歳6か月頃である。

午後問題7 言語の発達で2歳ころに可能になるのはどれか。
1.喃語を話す。
2.音を真似る。
3.二語文を話す。
4.接続詞を使う。
午後問題7 解答 3
午後問題7 解説 1歳6か月から2歳の間に二語文を話せるようになる。

午後問題8 二次性徴で正しいのはどれか。
1.ホルモン変化を伴う。
2.男子にはみられない。
3.特定の身長になると発現する。
4.乳房の発育と初経の発来の順序は個人によって異なる。
午後問題8 解答 1
午後問題8 解説 性ホルモンの分泌が活発になる。

午後問題9 法的に診療所に入院させることのできる患者数の上限はどれか。
1.9人
2.19人
3.29人
4.39人
午後問題9 解答 2
午後問題9 解説 19床未満は有床診療所、20床以上は病院と定義されている。

午後問題10 斜線部が左肺の下葉を示すのはどれか。

右肺葉

午後問題10 解答 3
午後問題10 解説 左肺は2葉である。

午後問題11 胎児の頭部が子宮口に最も近い胎位はどれか。
1.頭 位
2.斜 位
3.横 位
4.骨盤位
午後問題11 解答 1
午後問題11 解説 頭位が正常位であり、児頭が子宮口に最も近い体位である。

午後問題12 意識レベルを評価するのはどれか。
1.クレペリンテスト
2.フェイススケール
3.ロールシャッハテスト
4.グラスゴー・コーマ・スケール
午後問題12 解答 4
午後問題12 解説 グラスゴー・コーマ・スケールは意識レベルの評価に用いる。

午後問題13 弛緩性便秘の患者に対する食事指導で適切なのはどれか。
1.水分摂取の制限
2.脂肪の多い食品の摂取の制限
3.塩分の多い食品の摂取の推奨
4.食物残渣の多い食品の摂取の推奨
午後問題13 解答 4
午後問題13 解説 解決方法は食事に食物繊維を取り入れる。

午後問題14 低血糖によって分泌が促進されるのはどれか。
1.アルドステロン
2.テストステロン
3.甲状腺ホルモン
4.副腎皮質刺激ホルモン
午後問題14 解答 4
午後問題14 解説 視床下部が低血糖を感知し、副腎皮質刺激ホルモン放出因子を分泌する。

午後問題15 感冒の原因で最も多いのはどれか。
1.真 菌
2.細 菌
3.ウイルス
4.クラミジア
午後問題15 解答 3
午後問題15 解説 感冒の約8割はアデノウイルスやRSウイルスなどウイルスが原因である。

午後問題16 抗ウイルス薬はどれか。
1.ペニシリン
2.アシクロビル
3.エリスロマイシン
4.アンホテリシンB
午後問題16 解答 2
午後問題16 解説 アシクロビルは、ヘルペスウイルスに用いる。

午後問題17 鍵のかかる堅固な設備で保管しなければならないのはどれか。
1.ヘパリン
2.インスリン
3.風疹ワクチン
4.モルヒネ塩酸塩
午後問題17 解答 4
午後問題17 解説 施錠義務があるのは、毒薬と麻薬である。

午後問題18 呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取されたときに考えられるのはどれか。
1.気道の狭窄
2.胸膜での炎症
3.肺胞の伸展性の低下
4.気道での分泌物貯留
午後問題18 解答 4
午後問題18 解説 気道での分泌物貯留は呼吸音の聴診で粗い断続性副雑音が聴取される。

午後問題19 看護過程における看護上の午後問題で正しいのはどれか。
1.午後問題の原因は1つにしぼる。
2.原因が不明な事象は午後問題でない。
3.危険性があることは午後問題になる。
4.優先度は午後問題解決まで変更しない。
午後問題19 解答 3
午後問題19 解説 生命を危険から守ることは優先度が高い。

午後問題20 右片麻痺患者の着衣交換で正しいのはどれか。
1.右から脱がせ、右から着せる。
2.右から脱がせ、左から着せる。
3.左から脱がせ、右から着せる。
4.左から脱がせ、左から着せる。
午後問題20 解答 3
午後問題20 解説 着衣交換では自由度の高い側(健側)から脱がせ、自由度の低い側(患側)から着せる。

午後問題21 インスリン製剤に使用される単位はどれか。
1.モル(mol)
2.単位(U)
3.キロカロリー(kcal)
4.マイクログラム(μg)
午後問題21 解答 2
午後問題21 解説 インスリン製剤には単位(U)が使用される。

午後問題22 消毒薬に最も抵抗性が強いのはどれか。
1.細菌芽胞
2.栄養型細菌
3.DNAウイルス
4.RNAウイルス
午後問題22 解答 1
午後問題22 解説 芽胞を形成する細菌は耐久性が高い構造をもっているため、抵抗性が高い。

午後問題23 湯たんぽによる温罨法で適切なのはどれか。
1.湯の温度は90℃以上とする。
2.湯を湯たんぽの口まで入れる。
3.ビニール製のカバーを用いる。
4.皮膚面から10cm程度離して使用する。
午後問題23 解答 4
午後問題23 解説 皮膚に直接触れないように使用する。

午後問題24 酸素投与時の加湿に用いるのはどれか。
1.滅菌精製水
2.生理食塩液
3.ポビドンヨード
4.5%ブドウ糖液
午後問題24 解答 1
午後問題24 解説 気道感染の予防のためにも、人体への影響が少ない滅菌蒸留水が最適である。

午後問題25 災害現場でのトリアージはどれか。
1.医療物資の調達
2.避難方法の決定
3.行方不明者の安否確認
4.負傷者の治療順位の決定
午後問題25 解答 4
午後問題25 解説 災害発生時などで多数の傷病者が発生した場合にトリアージを用いて治療の順位を決定する。

午後問題26 心拍出量が増加しているにもかかわらず心不全に至るのはどれか。
1.高血圧
2.心筋梗塞
3.拡張型心筋症
4.甲状腺機能亢進症
午後問題26 解答 4
午後問題26 解説 甲状腺機能亢進症では頻脈、心筋収縮能の亢進、循環血液量の増加、末梢血管抵抗の低下がみられる。

午後問題27 栄養素と消化酵素の組合せで正しいのはどれか。
1.炭水化物 ――― リパーゼ
2.蛋白質  ――― トリプシン
3.脂肪   ――― マルターゼ
4.ビタミン ――― アミノペプチダーゼ
午後問題27 解答 2
午後問題27 解説 トリプシンは蛋白質を分解する酵素である。

午後問題28 肺癌で正しいのはどれか。
1.我が国では扁平上皮癌が最も多い。
2.小細胞癌は抗癌薬の感受性が高い。
3.喫煙との関連が最も強いのは腺癌である。
4.喫煙指数が300以下では発生の危険性が高い。
午後問題28 解答 2
午後問題28 解説 小細胞癌は化学療法や放射線療法によく反応する。

午後問題29 関節リウマチで正しいのはどれか。
1.膠原病の中で最も頻度の高い疾患である。
2.夕方の関節の痛みとこわばりが特徴的である。
3.関節炎が3か所以上に多発することはまれである。
4.関節リウマチに癌を合併したものが悪性関節リウマチである。
午後問題29 解答 1
午後問題29 解説 膠原病は結合組織疾患とリウマチ性疾患と自己免疫疾患が合わさったものである。

午後問題30 中心性肥満を生じるのはどれか。
1.褐色細胞腫
2.1型糖尿病
3.甲状腺機能亢進症
4.クッシング症候群
午後問題30 解答 4
午後問題30 解説 クッシング症候群では脂肪代謝異常(満月様顔貌、中心性肥満)、蛋白代謝異常、糖代謝異常(耐糖能障害から糖尿病をきたす)がみられる。

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